掲示板「チームオンコロジー」
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治療とその選択
病理結果が出ないままの術後治療
A(東京都)
2021/05/08
術前の針生検でホルモン受容体陽性、her2fish陽性と診断されました。
8mmの腫瘍でしたので、術後病理結果で5mm以下なら無治療、5mm以上は、抗がん剤と分子標的薬の治療と説明されました。
先日、病理結果を聞きに行ったのですが、
切除部分からは腫瘍性病変は認められない、
(各ブロックの再薄切、裏面薄切でも認められない)との結果でした。
放射線治療、ホルモン剤内服、分子標的薬(ハーセプチン+パジェータ)の治療になりました。術後病理結果が出ない状態で治療が始まり戸惑っております。
想像してなかった結果で後から疑問が湧いてきてる状態です。
主治医の先生はちゃんと説明して下さったのですが、私に本当に必要な治療かどうか分かりません。
術前1ヶ月前からノルバデックスを服用してましたが、病変が消える可能性はあるのでしょうか?
また、術前の針生検の病理診断を含むセカンドオピニオンは有効でしょうか?
(術前MRIでも悪性に矛盾しないとの所見。切除部分からは針生検の跡はあるので、間違った部分の切除の可能性はないです。)
8mmの腫瘍でしたので、術後病理結果で5mm以下なら無治療、5mm以上は、抗がん剤と分子標的薬の治療と説明されました。
先日、病理結果を聞きに行ったのですが、
切除部分からは腫瘍性病変は認められない、
(各ブロックの再薄切、裏面薄切でも認められない)との結果でした。
放射線治療、ホルモン剤内服、分子標的薬(ハーセプチン+パジェータ)の治療になりました。術後病理結果が出ない状態で治療が始まり戸惑っております。
想像してなかった結果で後から疑問が湧いてきてる状態です。
主治医の先生はちゃんと説明して下さったのですが、私に本当に必要な治療かどうか分かりません。
術前1ヶ月前からノルバデックスを服用してましたが、病変が消える可能性はあるのでしょうか?
また、術前の針生検の病理診断を含むセカンドオピニオンは有効でしょうか?
(術前MRIでも悪性に矛盾しないとの所見。切除部分からは針生検の跡はあるので、間違った部分の切除の可能性はないです。)
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Re:病理結果が出ないままの術後治療
J-TOP掲示板担当(東京都)
2021/05/12
Aさん
今月の掲示板担当チームでAさんからの貴重なご意見をもとにチーム内で検討させて頂きました。
術前のご説明と術後の結果との相違もあり、当初の標準治療の条件とは異なっている中で、治療の是非について疑問やご不安が多いことと思います。
最初のご質問の
①術前1ヶ月前からノルバデックスを服用してましたが、病変が消える可能性はあるのでしょうか?
についてですが、術前のホルモン療法については、コロナ禍の影響もあり手術の日程の不確実さから各施設での対応は異なっている様です。
術前にホルモン療法を行うケースも増えている中で、ノルバデックスの効果で消失する可能性はないとは言えませんが、HER2 typeは針生検等を契機に自然縮小するケースは報告があります。
Aさんは術後病理結果が出てないとおっしゃっていますが、腫瘍性病変は認められないと言う病理結果がなぜ起きたか?ということについてご納得いく説明ではなかったという印象をうけます。検査の条件が、針生検かマンモトームだったか?によっても異なりますが、小さい病変は消えてしまうというケースもある様です。
②セカンドオピニオンについてのご質問については、先ずはAさんが納得いかない点を主治医に尋ねてみることがより良いかと思います。
結果の説明について、主治医にもう少し説明してもらうことから始めて、納得がいかなければセカンドオピニオンというのもよいのではないでしょうか?主治医に聞きにくいなど、時間をとってもらいにくいと思っているのであれば、周囲の看護スタッフなどに一度どうしたらよいか聞いてみるというワンクッションもよいかと思います。より具体的な質問は、予めメモしておく事もおすすめします。
Aさんのご不安が少しでも解消され、納得した治療に向かわれることをチーム一同願っております。
今月の掲示板担当チームでAさんからの貴重なご意見をもとにチーム内で検討させて頂きました。
術前のご説明と術後の結果との相違もあり、当初の標準治療の条件とは異なっている中で、治療の是非について疑問やご不安が多いことと思います。
最初のご質問の
①術前1ヶ月前からノルバデックスを服用してましたが、病変が消える可能性はあるのでしょうか?
についてですが、術前のホルモン療法については、コロナ禍の影響もあり手術の日程の不確実さから各施設での対応は異なっている様です。
術前にホルモン療法を行うケースも増えている中で、ノルバデックスの効果で消失する可能性はないとは言えませんが、HER2 typeは針生検等を契機に自然縮小するケースは報告があります。
Aさんは術後病理結果が出てないとおっしゃっていますが、腫瘍性病変は認められないと言う病理結果がなぜ起きたか?ということについてご納得いく説明ではなかったという印象をうけます。検査の条件が、針生検かマンモトームだったか?によっても異なりますが、小さい病変は消えてしまうというケースもある様です。
②セカンドオピニオンについてのご質問については、先ずはAさんが納得いかない点を主治医に尋ねてみることがより良いかと思います。
結果の説明について、主治医にもう少し説明してもらうことから始めて、納得がいかなければセカンドオピニオンというのもよいのではないでしょうか?主治医に聞きにくいなど、時間をとってもらいにくいと思っているのであれば、周囲の看護スタッフなどに一度どうしたらよいか聞いてみるというワンクッションもよいかと思います。より具体的な質問は、予めメモしておく事もおすすめします。
Aさんのご不安が少しでも解消され、納得した治療に向かわれることをチーム一同願っております。
Re:病理結果が出ないままの術後治療
A(東京都)
2022/08/12
お礼が遅くなってしまいました。
あれから術前術後病理の見直しを含めてセカンドオピニオンを受け、残存の疑いも指摘されました。
エコーMRIで残存なし、針生検時の術前浸潤5mmだったので、転院し標準治療を受けました。
初めてのことばかりで、自分がどこにいるのかも掴みかねている中で、このような場所があるのは本当に有り難いことでした。
ありがとうございました。
あれから術前術後病理の見直しを含めてセカンドオピニオンを受け、残存の疑いも指摘されました。
エコーMRIで残存なし、針生検時の術前浸潤5mmだったので、転院し標準治療を受けました。
初めてのことばかりで、自分がどこにいるのかも掴みかねている中で、このような場所があるのは本当に有り難いことでした。
ありがとうございました。
Re:病理結果が出ないままの術後治療
J-TOP掲示板担当(東京都)
2022/08/20
ご連絡いただき、ありがとうございます。
Aさんのその後のことをお聞きできたこと、掲示板が活かされたことを嬉しく思います。
これからもAさんのことを応援しております。
また何かありましたらいつでもこちらに投稿してくださいね。
Aさんのその後のことをお聞きできたこと、掲示板が活かされたことを嬉しく思います。
これからもAさんのことを応援しております。
また何かありましたらいつでもこちらに投稿してくださいね。
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