掲示板「チームオンコロジー」

Bulletin board

治療とその選択
肺がん 1次治療タグリッソ 疾患進行後の治療選択について
hiro(愛知県) 2021/06/18
初めて投稿いたします。
家族の肺がん治療について、ご意見を伺いたく投稿させていただきます。

66歳 女性 非小細胞肺がん・腺がん 診断時肺転移箇所3か所・骨転移あり・脳転移あり Ⅳ期診断 PS 0-1
1次治療:タグリッソ、骨転移:ランマーク、脳転移:ガンマナイフ
タグリッソ治療開始から2年9か月で肺に影があるとのことで、2次治療としてアリムタ+シスプラチンの併用療法を提示されております。
骨転移や脳転移は現状維持できておりますが、精神的なこともあるのか、タグリッソによる副作用かわかりませんが、食欲不振により体重減少しております。

1次治療タグリッソの後治療については、どの選択も難しく頭を悩ませるcaseかと思います。
この掲示板を含めて、色々情報収集してみましたが、どの選択が最適なのかでしょうか。また、下記選択肢以外に何か選択肢がございましたらご教授賜りたいです。
①タグリッソ継続(脳転移進行を抑えるため)
②アリムタ+シスプラチン
③治験参加
④他化学療法

化学療法へ移行すると、副作用がかなり増える印象があります。特にシスプラチンの吐き気は耐えられるのか不安です。
1次治療タグリッソ後の治験も今日現在あまりないのでしょうか。
タグリッソ治療で変わらない日常を遅れていたので、次の治療もそのような変わらない日常を遅れる治療選択があればと願っております。

ご専門の先生方のご意見をうかがえる機会がいただければ幸いです。
お忙しいところ大変恐縮ではございますが、何卒宜しくお願い申し上げます。

Re:肺がん 1次治療タグリッソ 疾患進行後の治療選択について
JTOP(東京都) 2021/06/20
hiroさま
投稿ありがとうございます。J-TOP掲示板担当です。
肺の影が、がんの増悪ということと理解してお話しさせて頂きます。

大急ぎで治療を変更する必要性は低い状況と考えて、納得できる治療方針が決まるまでのタグリッソ継続をお勧めしておきます。そのうえで、治療方針については担当医のご提案に賛成です。または副作用を勘案してよく相談されたうえでの他剤の選択は当然ありうると思います。治療方針選択が難しい状況とはいえ、まだ1次治療ですので治験に関しては少し先でもいいのではないかと感じました。第一には担当医としっかり相談されることを勧めます。治療効果も大切ですが、副作用をしっかりと把握して他の治療と比較しながら検討されては如何でしょう。第二に、それでも悩ましいときはセカンドオピニオンを含めて考えてみることをお勧めしたいと思います。

お気持ちの辛さや身体的な辛さにどう向き合うのか本当に難しいと思っています。辛さに関して、看護師に相談してみられましたか?
食欲不振や体重減少に対してはアナモレリンがお役に立つかもしれません。アリムタ+シスプラチンに関しては、吐き気の対応をしっかりと行うことで個人的には外来でも比較的行いやすい治療だと考えています。吐き気の対応については薬剤師に相談されては如何でしょう。シスプラチン投与時は治療を受けておられる施設でもしっかりとした吐き気の対応をされていると思います。オランザピンを含めるとより吐き気は楽になるのではないかと期待します。但し、副作用もありますのでしっかりと相談されることをお勧めします。
Re:肺がん 1次治療タグリッソ 疾患進行後の治療選択について
hiro(愛知県) 2021/06/20
ご担当者様

早速ご返信くださり、本当にありがとうございます。
このような状況の中で、客観的にご意見をくださり大変心強く感じております。

継続も視野に入れながら、治療方針について担当医と相談してみます。
また、看護師さんや薬剤師さんに現状をお伝えし、こちらも同様に相談してみるのが良いのかもしれませんね。お薬で全てが解決するわけではないですが、気持ちの部分でも多少荷が軽くなるのであればと思います。

ちなみに、アリムタ+シスプラチン以外の治療選択肢はどのようなレジメンがあるのでしょうか。
ご迷惑でなければご教授頂けますと助かります。

何卒宜しくお願い申し上げます。
Re:肺がん 1次治療タグリッソ 疾患進行後の治療選択について
JTOP(東京都) 2021/06/20
ご本人の元気具合次第ですが、年齢からはシスプラチンなどの白金製剤との2剤併用が適切ではないかと思います。具体的な治療に関しては本掲示板では申し上げにくいです。ガイドラインが公開されているのでご参考になれば幸いです。

https://www.haigan.gr.jp/guideline/2020/1/2/200102070100.html

ドライバー遺伝子変異/転座陽性やEGFR遺伝子変異陽性ところから、2次治療としての細胞傷害性抗癌薬の項目をご参照ください。
Re:肺がん 1次治療タグリッソ 疾患進行後の治療選択について
JTOP(東京都) 2021/06/21
hiroさま

ごめんなさい。ガイドラインそのままだと見にくいかもしれません。掲示板担当内で以下のような資料の情報提供を頂いたのでご参照ください。

https://www.haigan.gr.jp/guidebook2019/2020/Q67.html
Re:肺がん 1次治療タグリッソ 疾患進行後の治療選択について
hiro(愛知県) 2021/06/21
ご担当者様

迅速にご回答ぐたさいまして、誠にありがとうございます。
7月1日に主治医との面談があるので、その際にしっかり話をしてきます。

また不明な点や心配なことについては、ご教授賜ることはなるかと思いますが、その際は何卒宜しくお願い申し上げます。

記事内容を変更することはできません。記述を修正したい場合はコメント欄を使って補足・訂正を行ってください。