掲示板「チームオンコロジー」

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治療とその選択
局所再発の治療について
ねいち(神奈川県) 2022/06/21
こんにちは。

現在38歳で、31歳の時2016年に病期:T1 N1 M0 ステージ:ⅡAの右胸皮下乳腺全摘以来、6年3か月で局所再発しました。
一個のしこりに気が付き精密検査を進めていくうちに、MRIにてもう一個(5mm)しこりがあることが判明しました。
もう一個の方はこれからエコーして生検する予定です。
一個目の組織型は以前と同じでした。(ルミナールA)

・再発時生検結果(一個目)
エストロゲン受容体:陽性(95%)
プロゲステロン受容体:-( ノルバデックスの影響?)
HER2:+1
グレード:1
Ki67:10%
大きさ:2.4mm
全身検査(petct):今のところ明らかな再発所見はない

①リュープリンを5年打ち終わり1年半たちますがまだ生理がありません。年齢的に閉経前ですが、AIを使用しても良いでしょうか?
②手術→放射線→薬変更か、薬変更して様子見→手術→放射線どちらが良いのでしょうか?あるいは他にすすめられる治療プランはありますでしょうか?
③局所再発は再再発や転移が起こりやすいとの情報もありますが、抗がん剤は必要でしょうか?
④前回の手術痕の近くにニキビのようなものが2個ほどあるのですが、手術の際に一緒にとって病理に出すか、手術前に別に調べてもらうかどちらが良いでしょうか。
⑤局所再発で2個というのは、1個なのと大きく違いがあるのでしょうか。

お忙しい中大変恐縮ですが、アドバイスいただけますと幸いです。
よろしくお願い致します。

Re:局所再発の治療について
J-TOP掲示板担当(東京都) 2022/06/27
ねいちさん
局所再発、もう1箇所も検査中ということで、ご相談くださったのですね。
これからの治療については、今後検査結果を総合して主治医や医療チームとご相談になるかと思います。ご病気の情報を整理して伝えてくださったので、現状やご心配ごとについて主治医とのコミニュケーションの際にもこのまま投げかけていただける内容だと感じました。
 その上で、まずは一般的にお答えできることとして、局所のみの再発の場合、手術可能な場合は手術+術後薬物療法が行われますが、最初の治療の際に放射線が行われていなければ放射線を行う場合も多いです。手術の前に薬物療法を行う場合もありますが、順番に関してはケースバイケースで、主治医の先生とのご相談になるかと思います。化学療法を行うかどうかもケースバイケースですが、最初の治療の際に化学療法を行っていない場合は、局所再発治療の際に化学療法が行われることもあります。そもそも手術が難しい場合には、切除が難しい再発病変として、薬物療法で病勢コントロールを行っていく、という方針になるかと思います。切除可能な局所再発は、根治を目指した治療が行われるものの、やはり初発の乳癌に比べると治る確率は下がってしまいます。治療法については十分確立されていない部分が多いので、主治医の先生やスタッフの皆様とよくご相談いただく必要があると思います。
 我々もねいちさんにとって最適な治療に結び付きますよう願っております。

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