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治療とその選択
ウィークリーパクリタキセルによる耳鳴りについて
のの(京都府) 2023/05/12
乳がんの術後補助療法で、今年1月から3月までAC療法、4月からパクリタキセル週一投与を受けています。

60歳代前半。20年前から左耳の高音の耳鳴りはありましたが、音も小さく(音がない時も多いと思います)普段はまったく忘れている程度です。

パクリタキセル4回目の投与翌日夜から左耳の耳鳴りが強く(音が大きく鋭く)なってきて眠れず、3日後にはさらに大きな耳鳴りになって、2時間位しか寝られなくなりました。ゴールデンウィーク中で受診ができず、たまたま手元にあったリーゼ数錠とメイラックス(ともに抗不安薬)で数時間寝る事はできるようになりましたが、強い耳鳴りは一日中続いています。

連休明けに耳鼻科を受診しましたが、中耳炎とかもなく、日常生活レベルでの難聴もないとのこと。パクリタキセルの副作用かどうかはわからないとのこと。アデホスコーワを処方されました。
乳腺外科の化学療法の先生も、耳鳴りは不安からきているのではないかとおっしゃっていました。

耳鳴りは強いまま、パクリタキセル5回目の投与があり、また投与翌日の夜には耳鳴りがとても強くなって、もうメイラックスをのんでも3時間くらいしか寝られませんでした。

翌日、乳腺外科を予約外で受診し、やはり耳鳴りとパクリタキセルと関係があるのではないかと思っているという事と、抗がん剤中止も考えている事を伝え、その先生は化学療法の先生と減薬について話し合いますと言ってくださいましたが、もう4日後にはまた6回目の投与です。
パクリタキセルの製薬会社のサイトには副作用で耳鳴りがある場合は投薬中止と書かれています(どうやって副作用だと判断するのでしょう?)。

投与を続ける事で、抗がん剤投与終了後もずっとこの状態が続くようになるのでは、という不安があります。
このまま毎日抗不安薬を何錠ものんでフラフラしながら生活するのも(薬を飲まないと音が強く眠れません)、止むことのない大きな鋭い音のなかで生活するのも辛いです。

オンコタイプDXの結果、再発スコアが27(50歳以上)という事で抗がん剤治療を受ける事にしました。
抗がん剤中止は不安です。でもこの強い耳鳴りが副作用の可能性があるのなら、投与は中止したいという思いが強く、化学療法担当の先生にこちらから「投与を中止してほしい」とはっきり伝えるべきなのか、しばらくは減薬などの化学療法の先生の方針に従うべきなのか(減薬されるかどうかはわかりませんが)、わかりません。

Re:ウィークリーパクリタキセルによる耳鳴りについて
のの(京都府) 2023/05/13
補足です。
(補足するほどの事ではないかもしれませんが)

20年前に耳鳴りが始まった時は、今受診している総合病院の耳鳴り外来(当時はあった)を受診し、MRI検査も受けましたが原因不明で、めまいもなく、投薬もないまま20年間そのままでした。
耳鳴りは治らないと言われ、音が小さかった事で日常生活に大した問題も感じず、受診もしていませんでした。

メイラックス、リーゼは、入院や手術前の不安や不眠時に頓服薬として心療内科(他院)からいただいていましたが、普段、服用する事はほとんどありませんでした。
今回、連休中に耳鳴りで寝られなくなった時にネットで調べて耳鳴りの不眠に効果がある事がわかり、服用して数時間寝られるようになりました。
耳鼻科受診後も、耳鼻科の薬とリーゼ(1日3回)とメイラックスを毎日服用していますが、それでもほとんど寝られなかったり、大きく鋭い音の耳鳴りが続いたりしています。
抗不安薬をこんなにのみ続けた事はなく、ぼーっとしたり少しフラフラしたりしています。

乳腺外科では、パクリタキセルの副作用として耳鳴りはとても稀と言われましたが、パクリタキセルの投与で耳鳴りがおこり(もしくは悪化し)投与を中止された方はいらっしゃらないのでしょうか。

製薬会社のサイトに投与中止と書かれていると前回投稿しましたが、再度確認しましたら、他のサイトの情報と混同していました。訂正します。

昨夜も3時間位しか眠れませんでした。睡眠不足が続いていて、文章も内容もまとまりません。すみません。

耳鳴りくらいでこんなに書き込んでごめんなさい。つらいです。


Re:ウィークリーパクリタキセルによる耳鳴りについて
JTOP掲示板担当(東京都) 2023/05/22
ののさん
ご質問ありがとうございます。
耳鳴りで夜も眠れないとのこと、とてもつらい状況とお察しします。また、パクリタキセルの毎週投与で毎週次の投与日が迫る中、お返事が遅くなり申し訳ありません。
ご質問にありましたパクリタキセル療法による耳鳴りは、一般的ではないものの「絶対に関係ない」とは言い切れないと思います。ただ、どうやって副作用かを判断するのかというと、明確な判断基準はなく、他に明らかな耳鳴りの原因がなかったり、減量や中止により改善すれば、「そうだったのかもしれない」と考える程度かと思います。
普段受診されている先生もののさんと同様に、様々な可能性を考えられているのだと思います。
投与を続けることで耳鳴りがさらに強くなる不安と、抗がん剤を中止する不安、どちらの不安が強いかなんて天秤にかけることはできないと思いますが、やはり耳鳴りのデメリットが強いのであれば、先生の方針に従うよりは「投与を中止するくらい毎日辛い」というお気持ちを、もう一度はっきりと伝えてみるのはいかがでしょうか。
毎週投与のパクリタキセル療法は全12回ですが、12回完遂しなかったからと言って効果がゼロなわけではありませんし、これまで頑張ってこられた意味はあると思います。
ののさんの耳鳴りが早く良くなることを心から祈っています。
Re:ウィークリーパクリタキセルによる耳鳴りについて
のの(京都府) 2023/05/24
お忙しい中、とても丁寧なお返事を下さり、ありがとうございます。

主治医の先生に私の状態と気持ちをお話しして、抗がん剤投与は中止しました。
化学療法担当の先生も私の状態を心配して、時間をかけて話を聞いて下さいました。

耳鳴りについては、同じ病院の耳鼻咽喉科の先生が、症状が落ち着くまではこちらで診ますと言って下さり、安心しています。

チームオンコロジーのご親切な内容のお返事に、とても励まされました。
ありがとうございました。

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