掲示板「チームオンコロジー」

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治療とその選択
キイトルーダによる治療を受けるべきか
Alfb(大阪府) 2024/02/07
私は子宮体がんと卵巣がんを患っていて、2022年12月から治療を開始しました。まず手術で子宮と卵巣、卵管を摘出し、それからTC療法6クールを行いました。その後ゼジューラによる維持療法を2023年7月から行いましたが、同年10月に再発しました。

その後手術の予定でしたがセカンドオピニオンを行った結果、セカンドオピニオン先の先生から手術は望ましくないとの見解をいただき、ゲムシタビンによる治療を12月に行いましたが効果はなく、腫瘍は大きくなり数も増え、腎臓を圧迫して腎機能を阻害したのでステントを入れました。

2024年1月初旬に主治医の先生からのお話があり、私の腫瘍は手術で切除できず、抗がん剤を使っても現状維持が精々であることを伝えられ、抗がん剤治療をするか積極的治療を一切やめて緩和医療にしぼるかの選択を行うことになりました。その話の時同時にホスピスや訪問看護についても考えておいた方が良いと言われました。

結局抗がん剤ドキシルの治療を行うことに決め、1月30日に点滴を行いました。でもその後吐き気や痛みの症状が強く出て病院の救急外来へうかがったところ、腎臓の数値が悪化していてその場で入院となりました。日曜日のことでした。そして月曜日、腎ろう造設手術をしました。しなければ腎不全で死んでしまうとのことで、選択の余地はなかったです。できたらやりたくなかったです。

火曜日に主治医の先生のお話があって、母や緩和ケアの看護師さん、病棟の看護師さん、ホスピスや訪問看護に詳しい看護師さんと一緒にそれを聞きました。CT検査の結果(造影剤なし)、腫瘍は肺や肝臓にも広がっていること、尿管の腫瘍がステントの管を圧迫して塞いでしまっていたから腎臓の機能が悪くなり、腎ろうにすることで片方だけながら腎機能を回復させられること、病気の状態についてはそんな感じでお伝えされたと思います。

そして、まだ使える薬としてキイトルーダというものがあり、それは効く人には効く薬であるということ、でも抗がん剤をやるとなると副作用とか通院に時間を取られてしまうし、心身の辛さを取る緩和医療にしぼってホスピスに入るような状態になるまで病気のことを忘れて暮らすというのも大事な選択肢だと思うと先生からはお伝えされました。そして、ホスピスのことを看護師さんに手配していただき、訪問看護は今はまだ必要とは言えないから今後必要になったらお願いする、ということになりました。先生も看護師さんも母も、私の気持ちや意向を考えて話をしてくれたと感じました。

そして今日の朝病室に主治医の先生が来られて、腫瘍内科の先生のところに行ってもらうことを伝えられて、ついさっきがんセンターに伺いその先生の話を聞きました。

私の今の腫瘍について子宮体がんの方か卵巣がんの方か特定するのは現実的ではないこと、これまで卵巣がんに対しての薬を使って来てそちらの方で使える薬はなくなってきて、そしてどちらのがんの腫瘍かは薬を使ってみて判断するしかないということを伝えられました。主治医の先生から抗がん剤治療を行うか緩和医療を強化していくかの選択肢をしめされたことをお伝えすると、キイトルーダの治療自体が緩和医療になるのでどちらか一方にしぼることはないと言われました。副作用のことはキイトルーダに関しては出る人はそんなにいない、でも併用するレンディマでは関節痛が起きるということ、それらや通院回数が増えることで生活の負担にはなるだろうと言われました。また、主治医の先生も言っていた通りキイトルーダは効く人には効いて一年、二年、と延命できるけどそうでない人はそうでないともおっしゃっていました。腎機能が低下していることが薬を使う妨げになるかどうかを質問したところ、それはないとのことでした。

キイトルーダの治療を受けるかどうか、全然心が決められなかったので、それをお伝えしたところご理解いただきまた後日ということになりました。今私は入院中です。いつ退院かというのはまだ分かりません。とにかく、キイトルーダによる治療を受けるか否かという選択を迫られている状況です。正直どうすればいいのか、どうするべきなのか分からないです。その治療を受けても最終的には死んでしまいます。レンディマの関節痛の副作用も不安です。抗がん剤はこれまで色々やって来ましたがそれぞれにしんどさがありました。主治医の先生のおっしゃるように、治療をやめてゆっくりすることも大事な考えに思えます。また率直に言って、今日会った腫瘍内科の先生のことをあまり信用できませんでした。根拠みたいなのはありません。人としての印象です。主治医の先生のことは最初からとても信頼できると思いましたし、今もそう思っています。

いずれにせよ重すぎる選択です。とても迷います。だから助言いただけるとすごく助かります。どうぞよろしくお願いいたします。

※追記です
Alfb(大阪府) 2024/02/07
私の望みは、自分にとって辛くない道を選ぶことです。辛いというのは痛みや吐き気などのような肉体的な苦しみや、落ち込んだり不安になったりの精神的な苦しみの両方を含みます。今まで、がんになってからたくさん辛いことがありました。ストーマ作ったりステント入れたり腎ろうになったり、手術も痛かったし抗がん剤も心身が大変でした。主治医の先生や他の先生たち、看護師さんたち、緩和ケアの皆さんがいなかったら全部無理でした。どうしたら私の望む道が選べるのかわからないでいます。とにかくレンビマとキイトルーダを使うことで私がどんなふうに損なわれ得るのかが知りたいです。ご教授いただけたら幸いです。
Re:キイトルーダによる治療を受けるべきか
J-TOP担当(東京都) 2024/02/29
Alfbさん
ご相談いただき、ありがとうございます。Alfbさんが書かれている内容から、お辛い状況や選択に迷われているご様子が伝わってきました。そのような中でも、Alfbさんの周りに信頼できる医療スタッフの方々がいらっしゃることには安心しております。

今回、医師から選択肢として挙がっているレンビマとキイトルーダを用いた治療は薬が市販される前の情報ですと、関節痛は20%程度の方に出現したとありますが、その程度は人によって様々です。また、副作用の感じ方も患者さんそれぞれで、気になる方もいればほとんど生活に支障がなく過ごされる方もおられます。
治療の選択をするのはとても難しいことだと思います。 治療を選択する上で、説明を受けたこと、もっと知りたいことや治療に望むことなど整理してお考えになると良いかもしれません。
Alfbさんの大事にしていることや楽しみにされていること、お好きなことは何ですか?それをこれからも続けていけるようにするにはどうしたら良いか考えることで、Alfbさんが望む選択に近付いていけるのではないかと思います。
これらについて、周りの信頼できる医療スタッフの皆さんと話してみてはいかがでしょうか。きっとAlfbさんのお気持ちを踏まえた上で、一番良い選択を一緒に考えてくださると思います。

Alfbさんが納得できる道を見つけられることをお祈りしております。

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