掲示板「チームオンコロジー」

Bulletin board

患者と医療者のコミュニケーション
腎臓腫瘍摘出手術と術後
レベッカ(神奈川県) 2024/02/29
お世話になります。
先月「腎臓癌診断について」で投稿させて頂いた患者の家族です。
(カテゴリーを間違えて、エッセイを読んで に投稿してしまいましたが)
2月1日に夫の腎臓腫瘍摘出手術は無事終わり、経過も順調で、退院が1日早くなり、術後6日で帰宅しました。
手術時間も4.5時間と言われていましたが、4時間弱、腹膜に隣接していた腫瘍もスルッと取れたという事で安心しました。
腹腔鏡手術とは言え、術後は痛みもあるはずだ思っていましたが、本人は身体を曲げたりしなければ、全然大丈夫ということで、車の運転、仕事も在宅ワークなので、何事もなかったよう通常の生活に戻れました。
執刀医である主治医は30代後半、都内のクリニックでロボット支援手術を精力的に行っている腕利きの外科医のようで、術後の経過が良いのは主治医のおかげと感心していました。
退院3週間後の先日の診察で、生検の結果、腎細胞癌 一般的な淡明細胞型腎細胞癌と判明しました。
この日の主治医はひたすらキーボードを打っていて、夫が癌の原因は何でしょうか?と聞けば「それは運が悪いから」とか、食生活で塩分は控えた方が良いですか?と聞いたら「塩分なんてジャンジャン取っても大丈夫」とか、お酒も問題ないとか耳を疑う回答ばかり
その間全くこちらの顔すら見ない、木で鼻を括る態度で、驚きました。
せっかく腕の良い医師なのに、機嫌が悪かったのか、それとも...。
父親が肺癌闘病中は、手術や退院の度にお金を数十万単位で、先生に渡していました(医師も断らない)
謝礼がなかったから、あんな無礼な態度を取ったのか、公立病院で泌尿器科と言えば高齢者がほとんどで、私たちから見ても息子のような年齢だし、本当に失望しました。
病院に投書コーナーがあって、遠回しに判るよう投書しようと思っていますが、今後3ヶ月おきの検査、診察に影響あるかしら、と悩んでいます。
このような医師どう思われますか?


   
Re:腎臓腫瘍摘出手術と術後
J-TOP掲示板担当(東京都) 2024/03/08
レベッカさん
回答に時間を要してしまい申し訳ありません。
ご主人の経過が良かったのは何より喜ばしいことですが、主治医の態度で今後が不安になられたとのことですね。
お話を伺う限り、主治医の態度が患者さんに無礼だとか失望を感じさせるものであったということは残念なことだと、我々医療従事者の一員として胸を痛める思いです。
投書箱については、病院が患者さんからの要望やご意見を聞くために作られているものですので、お使いになられることも1つかと思います。
直接的に主治医に届くかは分かりませんが、病院としてそういった出来事があったということは問題として捉えることが出来るのではないかと思います。ですが、直接今後の診察で不安を覚えていらっしゃることを、例えば外来の看護師長や相談窓口に伝えて頂くのもひとつかなと思います。
レベッカさんの不安が解消されますことを一同願っております。
Re:腎臓腫瘍摘出手術と術後
レベッカ(神奈川県) 2024/03/09
J-Top掲示板担当(東京都)様
ご返信ありがとうございました。
同じ医療従事者の方への苦情のようで
面倒な投稿のご回答、恐縮です。
手術の外科医としての技量が良いだけに、あの態度は残念だという気持ちが
強かったのですが、夫本人は「日本の医者なんて、あんなもんだろう」とあまり気にしていないようなので。
私達は約20年前まで、駐在員家族として10年以上海外で生活していました。
娘達も米国で出産、育児をしましたが
どこの病院へ行っても、医師達は親切
フレンドリーで、どんな些細なことでもよく話しを聞いてくれました。
日本の医師達も、もう少し親身になって、せめて営業用のトークでも用意してもらいたいものです。
投書は、自分の主治医でしたら考えたところですが、諦めます。
でも次回からは、夫の診察には同席しません。

Re:腎臓腫瘍摘出手術と術後
J-Top掲示板担当(京都府) 2024/03/16
レベッカさん

医療コミュニケーションは、安心かつ安全な医療の基盤であるだけに、大切でありその分難しさもありますね。ご本人が主治医に良しとなさっている姿勢を尊重なさる、レベッカさんの葛藤が伝わってきます。
仰いますように、しばらく距離を置いて俯瞰なさることも一つの策ですね。
そこからまた見えてくるものもあるかと思います。
ご本人、ご家族、医療者での連携や相談が必要な場面に際しては、前回私どもから申し上げました医療コミュニケーションの改善、向上への手立てをご参考にしていただけましたら幸いです。
ご本人そしてレベッカさんが、今後僅かずつでも医療への安心感が得られ、有意義にお過ごしになれますよう、願っております。

記事内容を変更することはできません。記述を修正したい場合はコメント欄を使って補足・訂正を行ってください。