検診で扱いがひどかった、という声はよく聞きます。コルポして、さっと細胞診して終わり、患者さんの心配している声は聞かず、ベルトコンベアー式に流されて、はい、結果は3週間後ですね、とあっという間に終わった、というものです。数をこなすことが至上命令でそうせざるを得ない医療機関は多いでしょうが、せめてお話を一言聞いてあげれば良いのに、と思うのは僕だけでしょうか。当院は地方がんセンターですが、私は乳腺担当ですが、検診は毎日多いです。患者さんへの対応の仕方のクオリティは、担当医のキャパによるというのが、残念ながら本邦の現状と思います。

患者はハッピーなんでしょうかね。

婦人科の検診は、受ける側はかなり緊張して臨んでいると思われます。
その際に「緊張しなくて大丈夫ですよ。」の声かけがあるだけでも、ふっと気持ちが楽になります。
医療に求められているのは、技術に裏打ちされた、癒しの心なのではないでしょうか。
時間がなくても、出来ることがあるのではないでしょうか。

初診の場合、フォローアップの場合、治療選択に影響する検査結果を聞く場合などそれぞれの状況によっても受診する側の感じ方は変わって来ますね。
あと、きちんと顔を見て話してもらえたか（本当はあたりまえのことと思うのですがパソコン場面しか見ていない方もいらっしゃるようなので）も重要ですよね。

確かにパソコンみながら診察して患者の目を見ないのは最悪ですよね。コミュニケーションの根幹がぐらつきます。笑
忙しくても患者の目をみないとね。