MDAでの研修

Japanese Medical Exchange Program 現地報告

Japanese Medical Exchange Program & Reports

JME 2019 現地報告 Day5

みなさん、こんにちは。JME 2019 5日目は筑波大学附属病院 薬剤師 樫村 彩香 (かしむら あやか) がお送りいたします。
 
本日より研修が本格的に始まります。朝5時半に起床し6時41分のシャトルバスに乗るべくレジデンス前に集合。週末はjet lagで2時間毎に目覚めてしまったり、日本時間の明け方頃猛烈な眠気に襲われていましたが、やっと解消されてきました。7時前にMDアンダーソンがんセンター(MDACC)に到着。まだ集合時間に余裕があるため、コーヒーを片手にみんなで今日のスケジュールを確認。
 
朝バナナを片手に凛々しいDaiki ↓ 
 
Mid Campus Building 1へ移動し、研修を受けるにあたってのオリエンテーションを受講し、ID バッジを受け取りました。
 
いつも自撮りしてくれるので、たまに画面に収まらないDaiki ↓
 
IDバッジ取得後の一枚 
 
午前中はSusanさんに院内ツアーをしていただきました。Susanさんはがんサバイバーで、ボランティアでガイドをしているのだそうです。Prevention Centerでは画像検査や健康相談が可能で、がんサバイバーやがんのリスクのある人が訪れます通訳者が患者に保険の説明をしてくれるInternational Center、ウィッグや帽子が置いてあるAppearancesのお店。患者がMDACCまで長時間運転してくる場合が多いため、休憩できるようにコーヒーのservingなどがあるHospitality Centerを回りました。また、MDACCにはlibraryが3つあり、臨床試験について患者が情報を取得できる場所にもなっています。
 
Jim Allison博士が2018年にノーベル賞を受賞した記念の前にて、Susanさんと ↓
 
MDACCががん治療で全米No.1となった記念 ↓
 
午後はグループA、Bに分かれて活動しました。グループA (Daiki, Kie, Keiko) はMays Clinicで、Bora先生の乳がん患者さんの外来を見学し、私たちのグループB (Rurina, Ayumi, Ayaka) は、Sarcoma CenterでTheresa先生のPatient Experience Committeを見学させていただきました。参加者は、scheduler、秘書、医師、ソーシャルワーカー、看護師マネージャーです。患者要望をまとめて月一回開催される会議で話し合うとのことでした。今回は、患者の診察待ち時間について、活発な議論が行われていました。
 
その後、Epicという患者情報を集約した日本の電子カルテのようなものを見せていただきました。患者写真、アレルギー歴、病理レポート、化学療法歴等のほかに、患者と医療従事者がメールできる機能もあり、予約のアレンジなどに使用しているとのことでした。薬剤師も使用することがあり、退院後に患者さんに薬の効果や、副作用についてメール機能を使用して相談できることはとても便利だと感じました。
 
夕方のUeno先生のレクチャーでは『impact to play』が印象的でした。事前に課題として与えられていた自分のキャリアのなかで最も実現したい影響力のあることについて、影響の強さと範囲のパラメーターに当てはめてみる、ということをしました。目標や夢を設定するときに、まず実現可能かどうかを考えてしまいがちですが、今現在の自分に能力があるかないか、お金があるかないか、実現可能か不可能かはまずは考えなくていいというアドバイスで、行き詰っていた思考を前進させることができそうだと思いました。
 
今夜はみんなで餃子とスイカを食べました! ↓

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