MDAでの研修
Japanese Medical Exchange Program 現地報告
Japanese Medical Exchange Program & Reports
JME2018現地報告 Day30
本日ブログ担当させていただきます、静岡県立静岡がんセンターの河村です。
ブログ担当もこれが最後となりました。もうすぐ研修は終わりなんだと実感し、朝からみんなでしみじみしてしまいました。みなさま、ブログを読んでいただきありがとうございました。
と、お礼を先に述べてしまいましたが本日の様子をお伝え致します。今日は久々に7人で行動しました。
午前中はHouston Hospice の見学を行いました。
MDAndersonから歩いて5分くらいでしょうか。ビル群を抜けるとすぐに可愛い建物が見えてきます。
レンガ調の外観で、庭園もありイギリスのような雰囲気で…(行ったことありませんが)。
Hospice teamの各メンバー(Docter、Volunteer、Chaplain、Social worker、Bereavement Coordinator)が職種の特徴を経験的な話を含めながら話してくれました。皆、患者さん(家族)にとって生活の中で大切にしていることは何か?それを聞くためにもコミュニケーション通して信頼関係を築いていくことから始める。
日本も、アメリカも、ケアの根底は同じなんだと、でもそれがとても重要であることを改めて感じました。
しかし、Grief Careについては日本より充実しているのではないかと話を聞いていて感じました。日本も充実していくと良いですよね。
スタッフの皆さんは本当に丁寧に、私たちの質問に快く答え、説明してくださいました。ありがとうございました。
午後からはNursing EducationのLecture!
看護師の私にとってはかなり興味がある内容で、気持ちが高まります!魅力ある看護師を育てる教育ってあるのだろうか…。
MDAndersonは毎年新人看護師が500人も入職するって。まぁ病院の規模が大きいですからね。そしてここの規模の大きさにはだいぶ慣れてはきましたのでね。
そして病院内を見学させていただいたときに、様々な国から来ている看護師さんにお世話になりました。MDAndersonは看護師不足で多国籍の看護師を受け入れた歴史があり、看護師の確保に努めてきたと。日本の受け入れ態勢はまだまだですよね。
しかし、現実はそんなに甘くはなく、経験がある看護師の離職はMDAndersonでも課題だそう。
どこの病院も同じなんだと。看護師離職の問題…を少し感じましたが、Lectureはとても勉強になりました。
夕飯はJeffのアパートで、BBQー!!
沢山のお肉とお酒をいただきました!
日本へ帰国するまで、残り1週間。
ここに来て、今まで経験したことないたくさんのことを経験し、学ばせていただきました。
J-TOPの皆様、メンターの皆様、MDAで快く説明してくれたスタッフ皆様、見学させてくれた多くの患者さん。そして、JME2018のメンバー!!本当に多くの皆様に支えられて今日を迎えています。
この場を借りて、感謝申し上げます。ありがとうございました。
河村奈緒