MDAでの研修
Japanese Medical Exchange Program 現地報告
Japanese Medical Exchange Program & Reports
JME 2019 現地報告 Day14
国立がん研究センター中央病院 乳腺外科の綿貫です。
本日の午前中はグループAのDaiki、Kie、Keiの3人がDr.Liaoの放射線治療の外来を見学、グループBのAyakaとAyumiは急遽Neelamと一緒に外来化学療法室を案内してもらったようです。
私はDr. Le-Petrossに案内していただき、実際にマンモグラフィを撮像したり、エコー下に乳癌術前のマーキングのワイヤーを入れたりする手技(放射線科医が施行)を見学させていただきました。日本で乳腺外科がエコーのスクリーニングをしたり、生検することが多いので(放射線科医がやってくださる施設もあるとは思います)、手技を見させていただくだけでなく、日本での状況を説明したり少しディスカッションできたのが良かったです。
↑グループAのメンバーとDr.Liao
お昼はDr. TheriaultのEthics meetingでした。倫理に関するtechnical termがいっぱいでてきて、講義の内容としてはややタフでしたが、Theriault先生の優しい雰囲気に飲み込まれた感じがありました。Ethics committeeにはEthicist(倫理学者というのでしょうか)と呼ばれる方々がいらっしゃるわけですが、実際に臨床の場面での倫理的な問題を解決に彼らがベッドサイドまで足を運んで直接話を聞いたりするようです。メンバー一同大変驚きました。
午後はNPの仕事や役割、Primary team nursingに関するプログラムの話、nurseの分野でのevidence based practiceやresearch, educationについて3人の看護師の方々からレクチャーをしていただきました。特に日本にはないNPに関しての質問は看護師以外からの質問もたくさん飛び交い活発な議論がされました。また、nursing researchに関しては看護師のモチベーションに繋がるようなeducationの仕組みが整っており、これも日本にはないMDA特有の素晴らしさだなと感じました。
↑Nurseのreserachやevidened based medicineについて講義してくれたUniqua Smithさん
明日はホスピス見学とAmerican Cancer Societyの見学とMDA外での研修が予定されておりますので、報告を楽しみにしていただければと思います。