MDAでの研修
Japanese Medical Exchange Program 現地報告
Japanese Medical Exchange Program & Reports
JME2018現地報告 day37
みなさま、こんにちわ。
いつもこのブログをご覧いただきありがとうございます。宮城県立がんセンター薬剤部の土屋でございます。
9月1日に生まれて初めてMD Anderson Cancer Centerに足を踏み入れてからはや35日、ついにMDAでの研修の最終日がやってきました。日本に残してきた家族が恋しくて帰りたいムードが強まっているメンバーもいますが(主に男性陣)、本音を言えば私はまだまだ帰りたくない…。家族や同僚、友人にはもちろん会いたいのですが、それ以上に自分の知的好奇心が強すぎて、まだまだ知りたいこと、見足りないことがたくさんあります。
またここに来る機会を得られるように、これからもがんばって臨床や研究をやっていきたいと思います。ここで学んだ、経験したことを日本の医療現場で、患者さんにどのように還元していけばよいか、しばらくは試行錯誤の日々が続くでしょう…。
土屋の決意表明はさておき、上述した通り本日が我々のMD Andersonでの研修最終日です。
元々Planningされたプログラムは終了しているので、本日は各自がオプショナルで診療や病棟の見学に行ったり、professionalとディスカッションをしに行ったり、研修中に出会った患者さんたちのカルテをreviewしたり…と思い思いに過ごしました。
そして今日は、先日のShuくんのblogにもあった通り、ノーベル医学生理学賞を受賞したJames P Allison博士のCelebration Paradeの日!!
MD Anderson留学中に、MD Andersonの研究者が、がん領域のImmunotherapyでノーベル賞を取り、病院を挙げたお祝いの瞬間に立ち会える、こんな偶然があるでしょうか。ここ数年分(十数年分?)の運を使い果たしたかもしれません。
※画面中央がAllison先生、その後ろがMD AndersonのPresident、Dr. Pisters。
我々も、上野先生とともにその瞬間を見守りました。
上野先生の撮影した動画はこちら→ https://www.facebook.com/ntueno/videos/2211670412177143/
左に一瞬カメラストラップを持った手が映りますが、それが私です。
いつもは人がいないスカイブリッジが大大大混雑で、まさかのスカイブリッジ崩落か?という考えが一瞬頭をよぎりましたが、意外といけました。大丈夫でした。当たり前ですね。
※いつものスカイブリッジ
※今日の様子
そんなfabulousなイベントもありつつ、坦々と最後の一日が過ぎていきました。
午後は、上野先生の敏腕秘書であるMarcyに鍵やLaptop、白衣を返却し、本当にMD Andersonとお別れなんだなあ…としんみりしてしまいました。Marcyには今回の留学手続きから生活のことまで、たくさんのことについてお世話になりました。ありがとうございました。Thank you, Marcy! We really appreciate your support.
※Ryoくんいないときに撮ってごめんね。
そして今晩も上野先生のご自宅(スカイスクレイパー)にお招きいただきました。上野先生の奥様の美和さん, Joyce, Bekky, Taroちゃんも加わり、Houston最後の夜はTEX-MEXをいただきました。考えてみるとHoustonに来たその日の夜ごはんもTEX-MEX。TEX-MEXで始まり、TEX-MEXで締めていただける。なんと粋なお計らいでしょうか。この6週間での出来事が走馬灯のように思い出されてきます。
※Kaz先生のポーズの意図が読み取れない
この6週間で、こちらの気候や生活にも慣れ、レストランに行けばFrench Friesを探し、すれ違いざまのsmileが上手になり、ついでにselfyも上手になり、出勤すればスタバに一直線に向かってグランデ、とアメリカンな生活を送っていた私たちでしたが、物理的、人間的にも一回り、二回り成長して、いよいよ明日帰路につきます。
何度言っても言い足りないことですが、私たちJME2018をサポートしてくださった全ての皆様に、心より深く感謝申し上げます。皆様のお力添えなしには、今の私たちはありません。今回の経験を通じて、微力ながら今後のがん医療の発展に貢献したいとの思いをさらに強くしました。これからの私たちの活躍にご期待ください!(ほんとかな
JME2018 Masami Tsuchiya