MDAでの研修

Japanese Medical Exchange Program 現地報告

Japanese Medical Exchange Program & Reports

JME2018 現地報告 Day 7

本日は聖路加国際病院 腫瘍内科 矢崎 秀が担当致します。

 

他のメンバーは昨日オリエンテーションを受講しましたが、私のみ何故か本日であったため、一人でオリエンテーションに参加しました。

その後Petross先生に放射線画像部門(CT、MRI、Interventional Radiology等)や職員専用ジム(急遽)などを御案内頂きました。ハード面でのスケールの大きさにはもちろん驚かされましたが、MRIの事前問診票が日本と比べかなり細かなことまで踏み込んでいることにも驚きました。

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その後、念願の白衣を受け取り、院内図書館のツアーを行い、Patients EducationについてLearning centerを中心にCertified Health Education Specialist (CHES)であるJilaさんにご案内頂きました。

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私は腫瘍内科医でありますが、日々の診療において治療選択や治験・臨床試験の参加に関し患者教育の必要性を感じていたため、アメリカにおけるCHESの職務や患者教育に非常に興味を持っていました。また他のメンバーもそれぞれの視点からこの分野に関心が深く、質問が尽きませんでした。我々のどんな些細な質問にも「Good question!」と、丁寧に回答して頂きました。おそらく患者さんにも同様に対応しているのだろうと感じ、プロ意識の高さに感動を覚えました。自分を患者に置き換えてみると医師や看護師には聞きづらい質問をこうした専門職の方々に相談できる環境は非常に羨ましく感じました。対応の内容も多岐にわたっており、子供への病気の伝え方や家族ががんと診断されたときの接し方など、patient-orientedでありました。是非日本にもこのような患者教育システムを導入すべきと思います。

 

最後に現地では初めての上野先生とのミーティングがありました。皆初ミーティングに緊張していましたが、mission, vision, mentor/menteeについて先生ご自身の経験を元に説明して頂き、霧が晴れたように思考が整理されました。

本日は”料亭 浅野亭”は休業日であり、上野先生お勧めのラーメン屋JINYAにて夕食をとり、帰宅しました。

 

本日で丁度1週間が経ちますが、多くの方々に助けて頂き大きなトラブルなく過ごすことが出来ていることを感謝致します。メンバー各々の背景や個性も徐々に明らかになり、あだ名(?)も決まり非常に楽しく活動しております。

 

明日からはグループに分かれての行動が始まります。Aグループ(女3人男1人: Yoko, Masami, Neo, Kazuaki)とBグループ(男3人:Kota, Roy, Shu)いうグループ編成にどのような意図があるのか、考察は尽きませんが、明日も早いのでブログはここまでとさせて頂きます。


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