MDAでの研修

Japanese Medical Exchange Program 現地報告

Japanese Medical Exchange Program & Reports

JME 2019 現地報告 Day 26

こんにちは。
JME2019 day26を担当する国立がん研究センター中央病院 乳腺外科の綿貫です。

 

本日午前Team PharmacistsのAyaka&KeikoはLeukemiaの病棟にてJeffの仕事を見学。具体的には退院時の処方やケモのオーダーをしたり、日本では医師がやっていることをPharmDが担っているところを見学したようです。
Team NursesのKie&AyumiはBreast survivorship clinicでNPの診察を見学(以前もご紹介させていただいたので本日は省略)。

↑Breast survivorship clinicでNPと一緒に

Team SurgeonsはSurgical Oncologyの生駒先生が膵癌の膵体尾部切除術のロボット手術のsuper advisorとして参加されるため、その手術を見学させていただきました。日本で膵臓のロボット支援下手術は臨床試験としてやられているくらいで、まだまだ発展途上な中、生駒先生は胃と膵臓のロボット手術のエキスパートとして、ご自身が執刀される時だけでなく全てのロボット手術に立ち会っていらっしゃるようです。
本日は結腸右半切除後のDPでやや大変な症例かつ最終的な腹膜播種がみつかり、インオペになってしまったようですが、途中までロボット手術を見学させていただき、大変貴重な機会となりました。
 

午後はJoyceがNPとして働いているStem cell transplantation clinicのGVHDクリニックを見学させていただきました。GVHDクリニックは名前の通り、移植後のGVHDの患者さんを診ている外来で、造血幹細胞移植かつGVHDの専門の医師と皮膚のGVHDを専門とする皮膚科医の診察に加えて、RN、NPないしはPA、更にはPT/OTまで参加してmultidisciplinary teamで診療しています。PT/OTが加わって診療しているのはGVHDの皮膚障害で皮膚が硬化し、関節が拘縮、関節可動域が制限されている患者さんに対して介入を行なっているからです。
GVHDの患者さんは症状もcomplicatedでPAからの問診や医師の診察にも時間を要し、他のdepartmentのクリニックとの違いも感じることができました。

 

そろそろ各グループfinal presentationに向けて準備を開始しております。


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