MDAでの研修

Japanese Medical Exchange Program 現地報告

Japanese Medical Exchange Program & Reports

JME 2019 現地報告 Day21

本日の担当は、やまと在宅診療所 看護師の富澤です。

早いもので、3週間が経過しました。MentorのTheresaから先日、「ホームシックにならないの?」と聞かれましたが、全員で「No!」と答えて笑えました。

さて、私たちBチームは午前は、Outpatient Brest: 外来の薬剤師(Mentor Neelam)の役割を見学しました。基本は、医師、薬剤師、看護師、スケジューラーのチームで活動します。当初、毎回固定のチームなのかと思いましたが、毎日違うチームで活動しているそうです。

なぜなら、医師は週1回の外来のため、日替わりで5名の医師の外来を担当するそうです。チーム毎にそれぞれ診察の流れは少しずつ異なりますが、必ず診察前にはチーム内の情報の共有、看護師の視点、薬剤師の視点、医師の視点から相談をしています。ファーストコンタクトのスケジューラー、看護師が今日の患者の経過や、気持ちの様子なども詳細に申し送りをし、情報がずれないようすること、チームで治療方針を検討すること、1つの視点偏らない工夫がされています。薬剤師は新しい治療方針を決定するために、自分自身でもCT読影の結果やこれまでの治療歴などを統合して検討すること、薬剤の量を決定することに関わります。また、新規薬剤の副作用の説明などを担当します。ここでも、特徴的なのは、薬剤師と医師で診察に入り、医師が患者に何を説明しているかなどをその場で共有されていることです。

午後は、放射線治療の分野を見学

これだけ大きいMDアンダーソンの治療を対応するためには、放射線治療場所は4箇所あり本日は、頭頸部、肺、消化器、小児科等を主に対応する部署を見学しました。

頭部の皮膚がんに対する治療計画では、流れは日本と同様ですが、少しでも正確に、小児科の治療にも対応するべく、天井に心地よい絵があります。小さな工夫が患者さんの大きな不安を少なくできることかもしれません。

そして、Aチームは手術室の見学。乳腺切除と同時再建術の見学だったようです。

本当にどこに行ってもスタッフの方の笑顔が素敵ですね。

さらに、少しの空き時間を使って、午後から薬剤師MentorのJeffとBrandonから3週間での内容についてのQ&Aの時間をいただきました。Mentorの方々が少しでも多くの学びを得て欲しいというPassion を感じ、明日もまた頑張ろう!


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