MDAでの研修

Japanese Medical Exchange Program 現地報告

Japanese Medical Exchange Program & Reports

JME 2019 現地報告 Day22

皆様こんばんは☆
本日のブログを担当させて頂きます中村希恵です。
昨日は9月11日。そうです、18年前の昨日、NYでアメリカ史上最悪とも言われる「同時多発テロ事件」が起こりました。日本でTVを見ていた私に飛び込んできた映像はまるで映画を見ているような…実際に起こっているとは思えないほど衝撃的な映像でした。死者は3000人近くにもなったと言われており、その他にもダイオキシンやアスベストなど発がん性物質を含む多量の化学物質が放出され、その影響により多くのがん患者が発生していると言われています。戦争もテロも何一つ良いことは生まない。この教訓を風化させることなく過ごしていきたいものです。

さて、時が過ぎるのは早いもので3週目も終盤に差し掛かり、少し焦りを感じています。今日のスケジュールは以下の通りです。
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午前中:FREE TIME ※Postdoctoral Science Symposium (オプショナル)
午後 :difficult conversationの対応に関する講義by Janis
    nursing ethics roundsに参加
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午前中はフリーでしたが、みんなで7時30分のシャトルに乗り、それぞれキャリア開発に関するWORKをしたり、これまでの研修を振り返ったりと自由に過ごしました。また、いつも色々助けて下さるIwase先生からの情報でPostdoctoral Science Symposiumがあることを知り、数名はシンポジウムに行きました。
↑ポスターセッションの様子
↑プレゼンもありました
午後は久しぶりにメンバー全員で行動した1日となりました。Janisによる講義はいつも何か私たちにImpactを与えてくれます。「このような状況であなたはどうする?」「どう感じた?どう考える?」と常に考えさせる機会をくれ、心に大きなgood衝撃を与えてくれます。

↑Janisの講義

そして広すぎるMDACCを駆け抜けるようにメインビルディングへ移動です。だんだん距離感や場所もつかめてきて、「これくらいの時間で着けるよね」、「あの部屋はだいたいこの辺だね」というような会話も聞かれるようになってきました。

nursing ethics roundsは看護師やナースプラクティショナーが参加し、現場で実際に起こっているシチュエーションを今一度倫理的視点から考え、検討していく機会として機能していました。部署にもよりますが、最低でも年に4回、毎月行っている場合もあり、Joyceは20年前から倫理的問題に焦点をあてて活動をしているとのことでした。また、24時間倫理的な問題を相談できるようなシステムも構築されており、いかに倫理的問題に対して力を入れてきたかが伺えました。臨床現場において倫理的問題に直面することは多々ありますが、その問題を取り上げてみんなで共有し、それに対して考える時間はあまりないように感じます。このような機会を少しでも日本に持って帰れたらという思いで見学させて頂きました。

↑Joyceによる倫理ラウンドの様子

明日は一日学会です。学会の様子をお送りしますのでお楽しみください。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。
Good Night!


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