MDAでの研修

Japanese Medical Exchange Program 現地報告

Japanese Medical Exchange Program & Reports

JME2018現地報告 第二日目

みなさまこんにちは。2日目は京都第二赤十字病院 がん看護専門看護師 淺野耕太がヒューストンからお届けをします。

2日目は朝、朝の6時15分にアパートメントのロビーに集合して、MDアンダーソンがんセンターに向かいました。各々のメンバーに「昨日眠れた?」と確認したところ、時差の関係か2,3時間寝ては起きては目覚めると、やはり時差が影響しているのか、ぐっすりは眠れなかったという声が多く聞かれました。
Marcyの案内で、アパートメントのシャトルバスを初めて乗車して、初めてMDアンダーソンがんセンターに上陸しました。やはりここまでに至るプロセスが各々のメンバーにとって、多かれ少なかれ、困難を乗り越えてきたこともあり、みんなで、MDアンダーソンがんセンターに初めて踏み入れる感動を味わうことができました。

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その後、MDアンダーソンVISAチェックインで面談を済ませて、全員無事にチェックインを済ませることができました。
午前中の残りの時間にはMarcyの案内で、MDアンダーソンの見学に連れて行ってもらいました。
予想はしていたものの、MDアンダーソンがんセンターの施設の規模の大きさと専門性が高い部門が多く存在することに、正直、圧倒されました。特に複数のビルディングに渡って、がん治療に特化した施設が存在することや、そこに通院する患者の特色に合わせて、多くの部門が多く存在することに本当に驚きました。日本では考えられないのですが、同じ施設内にスタバだけでもいくつあるのかとびっくりしました。またMDアンダーソンがんセンターに関するポスターがあちこちに貼ってあり、職員全員がプライドを持って働いていることや、なぜ全米No.1であるのかという神髄を知るいい機会になりました。
しかしながら、施設を歩き回るうちに、歩き疲れと昨日の旅の疲れとジェットラグによって体力が奪われたことで、少しずつメンバーの声が小さくなっていきました。(余談ではありますが、本日1日の走行距離と歩数をYokoさんがApple watchで調べたところ18,095歩、11,73キロと結構長い距離を歩きました。)お昼は初の病院でのランチを体験しました。各々が食べたいところで食事をしして、MDアンダーソン流の昼食を頂くことができました。

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昼食の後、2時間あまりの自由時間があり各自が、休息をとりました。
メンバーのうちの4人はMDアンダーソンのビルディングの外にあるデッキにあるベンチで休みました。
ヒューストンの暖かい気候と温かな風に吹かれて、つかの間の休息をとることができました。

その後、現在留学されている岩瀬先生と喜多先生により、私たちの研修をより有意義に進められるように現地での過ごし方やリソースの活用方法などの講義をして頂きました。その後、上野先生、Joyce先生も参加して頂き、質疑応答の時間を頂き、私たちのために様々な貴重な情報を提供して頂きました。
やはり、いかに自分たちの研修がより有意義な研修になることを目指して、自らが積極的に質問を行うことや参加することで、多くの情報を引き出すことで、より一層充実した研修になることを認識しました。同時に、それは私たちにとっての現状の課題であるということも再認識することができました。

その後、少しの間でしたが、Clinical Consensus Meetingに参加させて頂きました。
先生方が治療のプロトコールを作成する際の、白熱した議論を目の当たりにして、議論のプロセスを含めて、大変勉強となりました。

夕食はwelcome Receptionにお招き頂き、シュラスコ料理を堪能させて頂きました。その席で、それぞれのメンターの先生方と貴重な意見交換の場を設けて頂きました。料理は、お肉だけでなく、海鮮物も含めて、本当においしく食事をすることができました。

あっという間の2日間でしたが、とても充実した日々を過ごしています。
先生方を始め多くのスタッフに支えられて研修をさせて頂いていることを実感しています。
ここにいらっしゃる皆さまが、我々の話を本当に温かく聞いて頂いた上に、率直に意見をして頂いており、私たちの研修がより良いものにしようとサポートして頂いていることに本当に感謝しています。その暖かさはまるでヒューストンの暖かな風のごとく、私たちに安らぎを与えて頂き、追い風のごとく次週から本格的に始まる研修のモチベーションを高めて頂いていると確信しており、次は私たちが更なる高みを目指して頑張りたいと思います。

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